「走行中、カーオーディオの音が濁ったり、同乗者との会話が聞き取りにくくなった経験はありませんか?この原因は、風切り音・ロードノイズ・エンジン音などが、ドアの隙間やフロア面から進入し、車室内にこもる」ためだそうです。(エーモン工業パンフレットより抜粋)
LEDパーツなどのDIY商品で有名なエーモン工業が「静音計画」の名の下に世に送り出した各種商品(エンジンルーム静音シート、風切り音防止テープ、風切り音防止モール、ロードノイズ低減マット、カタカタ音防止シート)が最近話題になっているようです。
その理由は単純明快。値が張らず、施工も簡単なのに効果がある(らしい)から。
というわけで私も各種商品を買ってみました。
目指すは、以前会社の先輩に載せてもらったクラウンの静かさだ!(絶対無理)
まず最初はエンジンルーム静音シート(冒頭の写真)。
ボンネット裏に専用のシートを張るだけで、エンジン音を低減し、ワンクラス上の車内環境を実現・・・するはずです。
エンジンルーム静音シート
商品は、720×1200mmのシートが1枚と、アルミガラスクロステープ(5cm×10m)が1個入り。シートは少々厚みがあるふわふわの素材で、断熱材みたいだなぁと思ったら「断熱効果でバッテリーの保護にも最適です」というPR文をパンフの片隅に発見。
我が家のヴィッツのボンネットは、他の一般的な車種よりも縦の長さが短いようで、シートは3分の1くらい余ってしまいました。
でもその割に横幅はぎりぎりかちょっと足りないくらいの長さ。
説明書にはボンネットに直接商品を当てて、不要な部分をカットするよう指示がありましたが、結構大変。そこで、一度古新聞をボンネットに当てて結構適当なサイズにざくざくっと切り、それを型紙にしてゆっくり商品を切ることにしました。
かなり適当に切ったのですが、アルミガラスクロステープがたくさんあるので、汚い切り口はテープに隠れ、最終的な見栄えはそれなりのものになりました。笑
お次は、風切り音防止テープ。
ドアのウェザーストリップの戸当たり部分に貼り付けるだけで、ドアの密着性を向上し、風切り音を軽減・・・するはずです。
風切り音防止テープ
商品は、約4mのテープが2本入り。1本で1つのドアを施工できる長さです。
私は2本買い、前後4枚のドアに施工しました。
写真はフロント左ドアの施工後の様子。矢印の先に見える黒いものがそれです。
ドアのウェザーストリップと同じようなゴムっぽい素材です。
ウェザーストリップが当たる位置にはうっすらと黒い筋がついているところがあるので、それを目印にゆっくりとテープを貼ればOK。
テープの貼り始めと貼り終わりの場所は、ドアの蝶番の付近。貼り終わりの際は少し余分な長さを残してテープをカットすると、綺麗に貼ることができました。
こちらはリアドアの様子。フロントと同じように貼りました。慣れてくると10分程度で1枚のドアの施工ができるようになります。
次は、リアのハッチバック。
風切り音防止テープのリアハッチ用が発売されています。
ハッチの気密性を向上することで走行時の風切り音を低減・・・するはずです。
風切り音防止テープ(リアハッチ用)
この商品は約4.7mのテープが1本入り。
ドアと同じようにテープを貼るだけ。
次は、風切り音防止モール。
フロントとリアドアの間にあるドアエッジに挟み込み、ドアとドアの隙間を埋めて風切り音を防止・・・するです。
風切り音防止モール
この商品は約2.1mのモールが1本入り。
適切な長さに切ることで左右両側分の長さになります。
本当に、ドアエッジの部分に挟み込むだけなので、数分で施工は完了。
見た目も高級車っぽくなり満足です。
あと、写真を撮るのを忘れましたが、ロードノイズ低減マット(M)と(L)を購入しました。
ロードノイズ低減マット(M)
ロードノイズ低減マット(L)
マット(M)は、約480×450mmのものが2枚。フロアカーペットの下に敷くだけでロードノイズを低減・・・するはずです。
私は、フロントのフロアカーペットの下に敷いてみました。
マット(L)は、約480×1300mmのものが1枚。フロアカーペットやトランクルーム・ラゲッジルームの下に敷くだけで、ロードノイズを低減・・・するはずです。
私は、トランクルームの下に敷いてみました。
ただ、ヴィッツには少々大きいサイズだったので、一部を切り取り、リアのフロアカーペットの下に敷いてみました。(かなり小さいサイズですが・・・)
さて、施行結果ですが、一番の効果を感じたのは風切り音防止テープ&風切り音防止モール。高速道路を走っていても、低速で走っているときと同じくらい車内が静かになり、大きい声で会話したり、音楽の音量を上げたりすることが無くなりました。
これはびっくりですね。
ただ、エンジン音とロードノイズは、感動するほど"低減した"気がしません。
エンジンルーム静音シートの貼り付けは結構大変だったのになぁ。
副次的効果である断熱効果に期待しましょう。
ロードノイズを本気で減らしたいと思ったら、制振シートなどちゃんとしたデッドニング処理をしないとダメかもしれませんね。
結果としてクラウンの車内には程遠いとは思いますが、静音計画の効果は確かにあったと思います。よかったよかった!
車内を静かに・・・静音計画(エーモン工業)をヴィッツにほぼ一通り施工してみた
2010年3月14日