上野の国立科学博物館で現在行っている「ものづくり展」に行ってきました。
世界に誇るMade in Japanの品質や性能の元となっている、ひとつひとつの材料や部品に込められた匠の技や知恵の数々を展示したものづくり展は、日本の素材系産業における精密技術がいかに凄いかを教えてくれました。
「新幹線の車輪の成型は世界唯一の方法で行われている」や「アルミ缶のダイヤモンドカットは感の厚みを薄くするための技術」、「携帯電話のバイブレータ発生源の部品はこんなに小さい」など、知らないことが実物展示を交えて紹介されているのでとても楽しむことが出来ました。
すんごくおおき~な展覧会、というわけではないため、これだけを見るために入場料の500円を払うかどうか、人によっては悩むかもしれませんが・・・。
(余談1)
2005年に見に行った愛・地球博で「感動した!」と記憶に残った数少ない展示の一つ、長久手日本館の「地球の部屋」が、なんと「THEATER360(シアター・サン・ロク・マル)」として国立科学博物館に移設されていました。
あぁ、あんなに必死になって予約したのに、こんなに簡単に見ることができるなんて・・・なんか損した気分(笑)。
中に入ると、直径12.8m(実際の地球の100万分の1の大きさ)のドームの内側すべてがスクリーンになっているので、自分がまさにその場にいるかのような錯覚を覚えます。
愛・地球博で上映されていた作品と国立科学博物館オリジナルの映像の2本立てで10分弱というものですが、見ていない方はぜひオススメです。日本の技術の凄さを味わうことが出来るでしょう。
(余談2)
去年の10月に国立科学博物館に見に行った「化け物の文化誌展」の時にもやっていた特別展「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」がまだやっていました。2月18日までということですが既に来館者数が30万人を突破する人気ぶり。今日も凄い人だかりで行列ができていました。
以前大英博物館に行ったときにミイラはたくさん見たから十分、と思っていましたが、これだけ人気を博しているのをみると、何か凄い特別な展示なのかなぁとちょっと見ないのが不安になってきます。