インテリア

はじめてのETC。自分でETC車載器を取り付けて工賃ゼロ!

2009年3月19日

最近、ETCの助成制度の話題がにぎやかですね。
3月12日からはじまった「四輪車ETC車載器新規導入助成」を利用すると、四輪車(自動車)へのETC車載器の新規取り付け代が5,250円割引になるのはずいぶん太っ腹な割引です(「2年以上の期間」、「2回以上のお支払い回数」の両条件を満たし申込時にアンケートに協力するという条件付です)。
高速道路も期限付きのようではありますが、休日特別割引で上限額が1,000円になるようなので、これから土日の高速道路は混んじゃうかなぁ~。
さて、本題です。
実は私も昨年冬にETC車載器(三菱製。アンテナ内蔵タイプ。音声あり)をゲットしていました。親の車が廃車になるということだったので、そこに後付けで取り付けていたETC車載器をそっくりそのままいただきました。
これで我が家のヴィッツもついにETC搭載か!と喜んだのですが、よく見てみると、なんだか電源コードと思われる赤と白の線の先がぶった切られています・・・。
etc01.jpg
説明書を読むと、本来であれば、サスマタみたいな形の銀色の接続端子とか、既存の配線から圧着コネクタを使って分岐できるような端子とかがあったようです。
無理やり取り外した感がありますねぇ。
さてどうしたものか・・・。これはカーショップに取り付けをお願いするしかないかなぁ。
ということで、大手のカーショップ(黄色い帽子のお店と、オレンジ色の看板のお店)に車載器を持ち込んでみたところ、「これだけで十分取り付け可能。ただし、ETC持ち込み料+工賃+セットアップ料金で1万円前後になる」という回答。
え~1万円もかかっちゃうの・・・。
ちなみに、チラシに掲載されている週末特価のETCを購入すれば、工賃+セットアップ料金混みで、持ち込みよりも安くなるとのこと。うーん。これではせっかくもらったETC車載器が無駄になってしまいそうです。
ふと、これまで自分でセットアップしてきたポータブルカーナビとレーダーのことが頭に浮かびました。(以前の記事を参照
シガーソケットプラグが単体で売っていれば、それにETC車載器の電源コード(赤と白の線)をつなぐことで、シガーソケット電源から電気を取ることができるんじゃないのかなと。それならば、自分で取り付けが可能になるので、工賃タダです。
一応、今の状態で十分取り付け可能らしいですし、消費電力も数Aと少ないのでシガーソケットでも問題なさそう。
早速探してみると、あるじゃないですか、シガーソケットプラグ。
車の電飾アクセサリー等で有名なメーカー、エーモンが数種類のシガーソケットプラグを発売していました。種類の違いは、ヒューズの有無や、配線コードの有無などのようです。
手元にあるETC車載器のコードには、5Aのヒューズがついていたので、「プラグタイプN」という、なにもついていない一番シンプルかつ安価(300円以下)のものを買うことにしました。
etc02.jpg

「エーモン AODEA オーディア 1552 プラグタイプN」楽天市場で検索する
プラグの頭がプラス極、側面の出っ張りがマイナス極となるよう、ETC車載器の電源コードをプラグにハンダ付けすればよさそうです。
ヒューズのついている赤線がプラス、白線がマイナスと判断してハンダ付け。
etc03.jpg
我が家のヴィッツのシガーソケット電源には、タコ足配線のように3つに電源を分配できるセイワの「ユニバーサルソケット3(型番:F129)」(以前の記事を参照)をつけていますが、カーナビとレーダーの電源をここから取っているので、残りの空きソケットは1つのみ。ここを使うことにします。
早速自作のプラグを入れて、エンジンスタート。
ピピッ!と音がしてETC車載器の電源が入り、ETCカードが入っていない旨のアナウンスが流れました。おー!成功だ!
ずいぶん前にクレジットカードを作ったとき、ついでに無駄と思いながら作っておいたETCカードを入れてみると、ちゃんと認識しました。
これで完了!・・・というわけにはいかないようですね。
必ず、認定されているカーショップなどに行って、現在取り付けている車の情報をETC車載器に記録させる「セットアップ」を行わなければならないようです。
このETCは、前に取り付けられていた親の車のデータが記憶されているので、このままでは料金所のゲートをくぐると親の車として料金所に認識されてしまいます。
まぁ、大型、普通、小型といった区分が新旧の車で同じであれば、特に多くお金を取られた~みたいな問題は起きないとは思いますが、NEXCOで実施しているETCマイレージサービス(利用額に応じてポイントが溜まり、一定額に達すると還元される)は、ETC車載器番号とETCカード番号の登録が必須なので、ポイント制度登録時に車のデータがETCカード名義人と異なっていると面倒なことになりそうです。
そこで、オレンジの看板の大手カーショップへ。2,500円強かかりましたが、店員さんが車の車載器に専用のカードを入れると一瞬で登録完了。あっけないですね。
これで本当にETC車載器が使えるようになったはずです。
ETCカードを入れて高速へGO。
ETCゲートを時速20km以下で恐る恐る進入していくと・・・ちゃんとバーが開きました!あぁよかった。
今のところETCは高速に乗るときしか使えませんが、小銭入れを常に横に用意したり、料金所で受け取ったレシートをしまったりといった、安全運転に影響しそうな手間がいらなくなるのは、本当に楽で安心です。
そして、ETCレーンを通れない車を見て、少しだけ優越感に浸ることが出来ます。笑
ETC車載器がちゃんと動いてよかった~。
結局かかった費用は、シガーソケットプラグの約300円と必要不可欠なセットアップ料金約2,500円のみでした。
※電源ケーブルをシガープラグに接続してシガーライターから電源を取り出す方法は、もちろん説明書等には記載されていないので、私の方法を参考にされる方はあくまでも自己責任でお願いします。下手をするとETC車載器の電源が入らなくなり、ETCゲートが開かないといったことも起こる可能性があります。

-インテリア
-, ,