-
参考The Tower 300で自作PC
今使用しているメインPCは2012年5月に自作したものなので、14年目の稼働です。 CPUはIntel Core i5-2405S、メモリは16GBを積んでおり、USB3.0の端子に機器をつなぐとシャ ...
続きを見る
これまで、CPUはIntel一択でやってきましたが、今回はじめてAMDのRyzenシリーズを選ぶことにしました。
理由は、同等の性能を持つIntel製CPUと比べて比較的安価で省電力という点と、2024年夏ごろからIntel製CPUの不具合問題が盛り上がっており少々不安だった点の2点からです。
最新のAMD RyzenシリーズのCPUソケット規格は「AM5」で、同じく最新のグラフィックボードのソケット規格は「PCI Express5.0」です。できるだけPCを長く使いたいので、これらの規格に適合したマザーボードとなると、チップセットが「X870」のものを普通は選びます。しかし、高価です。
また、PCケースのサイズ都合で、フルサイズのATXは選べず、MicroATXかITXしか入りません。
悩んでいたところ、旧チップセットB650を採用することで安価に抑えつつ、CPUソケット「AM5」とPCI Express5.0双方に対応したASRockのマザーボード、B650M PRO X3D WiFi(MicroATX)に出会いました。
ゲーミングCPUといわれるAMD Ryzen X3Dシリーズに最適化されたマザーボードですが、最新規格に対応しており「Ryzen 9000シリーズにもベストバイな1枚」とASCIIの記事で紹介されていたのが購入の決め手。
〇良いところ
・グラフィックボード用の拡張スロットがPCI Express5.0 (x16)に公式対応
・ストレージ用のM.2ソケットがPCI Express5.0(x4)に1つ公式対応、ヒートシンクもついている
・メモリスロットが最新のDDR5規格に対応し、4スロットある
・SATA3.0端子が4つある(HDDやSSDを4台つなげられる)
・Bluetooth5.2対応で対応機器をつなぐことができる
・隅っこの裏側がちょっとだけ光るので、通電確認に便利
・アドレサブルLEDヘッダー(3か所)を搭載し、Polychrome SYNC対応デバイスのLEDを同期化
・これだけの機能を持っているマザーボードとしてはとても安価
〇いまいちなところ
・ネットワーク機能が有線LAN:2.5Gbps、無線LAN:Wi-Fi6Eは、将来性としてはちょっと物足りない
・サウンド出力に光デジタル端子がないのは、これまでAVアンプにつなぐために使っていただけに残念
・アンテナがマザーボードに直接差し込むタイプ(ケーブルで感度の良いところまで引き回せない)
・ソフトウェアASRock Polychrome SYNCを起動しないと、コンポーネントのLED設定が反映されない
(オンボードLED設定は一度設定すればソフトウェアの起動なしに反映継続)
・拡張スロットがグラフィックボード用以外としては1つしかない(MicroATXなので仕方ない)
〇人によってはうれしいorいまいちなところ
・バックプレートが白くて結構目立ち、シルバーのヒートシンクも目立つ(白PCのマザーボードとしても使える)
開封したところ。アンテナ2本とSATAケーブル1本付属
CPUソケット周りの光景。白いバックプレートとシルバーのヒートシンクで結構白っぽい
購入時のBIOSのファームウェアはVer.3.20でした。起動後すぐにVer.3.40にアップ。