デジモノ パソコン

The Tower 300で自作PC(②マザーボード:ASRock B650M PRO X3D WiFi)

2025年9月19日

これまで、CPUはIntel一択でやってきましたが、今回はじめてAMDのRyzenシリーズを選ぶことにしました。
理由は、同等の性能を持つIntel製CPUと比べて比較的安価で省電力という点と、2024年夏ごろからIntel製CPUの不具合問題が盛り上がっており少々不安だった点の2点からです。

最新のAMD RyzenシリーズのCPUソケット規格は「AM5」で、同じく最新のグラフィックボードのソケット規格は「PCI Express5.0」です。できるだけPCを長く使いたいので、これらの規格に適合したマザーボードとなると、チップセットが「X870」のものを普通は選びます。しかし、高価です。

また、PCケースのサイズ都合で、フルサイズのATXは選べず、MicroATXかITXしか入りません。

悩んでいたところ、旧チップセットB650を採用することで安価に抑えつつ、CPUソケット「AM5」とPCI Express5.0双方に対応したASRockのマザーボード、B650M PRO X3D WiFi(MicroATX)に出会いました。

ゲーミングCPUといわれるAMD Ryzen X3Dシリーズに最適化されたマザーボードですが、最新規格に対応しており「Ryzen 9000シリーズにもベストバイな1枚」とASCIIの記事で紹介されていたのが購入の決め手。

〇良いところ
・グラフィックボード用の拡張スロットがPCI Express5.0 (x16)に公式対応
・ストレージ用のM.2ソケット(M key:type 2280)が3つあり、そのうち1つはPCI-Express Gen5に公式対応、ヒートシンクもついている
 (残りはGen4対応でヒートシンクなし)
・メモリスロットが最新のDDR5規格に対応し、4スロットある
・SATA3.0端子が4つある(HDDやSSDを4台つなげられる)
・Bluetooth5.2対応で対応機器をつなぐことができる
・隅っこの裏側がちょっとだけ光るので、通電確認に便利
・アドレサブルLEDヘッダー(3か所)を搭載し、Polychrome SYNC対応デバイスのLEDを同期化
・これだけの機能を持っているマザーボードとしてはとても安価
〇いまいちなところ
・ネットワーク機能が有線LAN:2.5Gbps、無線LAN:Wi-Fi6Eは、将来性としてはちょっと物足りない
・サウンド出力に光デジタル端子がないのは、これまでAVアンプにつなぐために使っていただけに残念
・アンテナがマザーボードに直接差し込むタイプ(ケーブルで感度の良いところまで引き回せない)
・ソフトウェアASRock Polychrome SYNCを起動しないと、コンポーネントのLED設定が反映されない
 (オンボードLED設定は一度設定すればソフトウェアの起動なしに反映継続)
・拡張スロットがグラフィックボード用以外としては1つしかない(MicroATXなので仕方ない)
〇注意すべきところ
・拡張スロットPCI Express(x4.0)を使用した場合、ストレージ用のM.2ソケットのうち、Gen4対応の1つが使えなくなる
〇人によってはうれしいorいまいちなところ
・バックプレートが白くて結構目立ち、シルバーのヒートシンクも目立つ(白PCのマザーボードとしても使える)

開封したところ。アンテナ2本とSATAケーブル1本が付属していました。

CPUソケット周りの光景。白いバックプレートとシルバーのヒートシンクで結構白っぽいです。

購入時のBIOSのファームウェアはVer.3.20でした。起動後すぐにVer.3.40にアップ。

オンボードのLED等は、専用ソフト「ASRock Polychrome SYNC」で制御できます。

オンボードのLEDのほか、RGBヘッダー(4ピン)やアドレサブルLEDヘッダー(3ピン)に接続された対応機器のLEDは、まとめてマザーボード付属の専用ソフト「ASRock Polychrome SYNC」で制御することができます。

ピンヘッダーごとに設定もできますし、すべて連動しての設定もできます。

今回のPC環境では、オンボードLEDのほか、CPUクーラー、ビデオカードホルダーが「Onboard LED」として認識され、まとめて設定することができました。メモリは「Component」として別タブで簡易的に設定できましたが、このソフトを起動しないと効果が反映されない残念な状態です。

参考The Tower 300で自作PC(⑩CPUクーラー:Thermaltake MAGFloe 360 Ultra Black)

The tower 300のCPUクーラーは、Amazonで調べていて一目ぼれしたThermaltake MAGFloe 360 Ultra Black。 ポンプキャップに3.95インチのLCDパネル ...

続きを見る

参考The Tower 300で自作PC(⑯ビデオカードホルダー:upHere 汎用ビデオカードホルダー)

グラフィックボードが光らなくて寂しいかなと思い、光るビデオカードホルダー「upHere 汎用ビデオカードホルダー 5V 3PIN ARGB」を購入しました。 グラフィックボードが自重で垂れ下がってしま ...

続きを見る

参考The Tower 300で自作PC(⑤メモリ:G.SKILL DDR5-6000 (16GBx2) Trident Z5 RGB F5-6000J3636F16GX2-TZ5RS)

自作PCを作る際に参考にしたPC雑誌には、「相性問題は最近はもう起きない」と書かれていました。 しかし、ネットで調べてみると、最新規格であるDDR5メモリの場合、マザーボードとの相性は結構ありそう。 ...

続きを見る

ちなみに、ThermaltakeのケースファンはThermaltakeのコントローラーで制御しているため、Thermaltakeの専用ソフト(TT RGB PLUS)で別設定となりました。ここでまとめて設定できたら便利だったのですけどね。。。

参考The Tower 300で自作PC(⑥ケースファン:Thermaltake SWAFAN EX 14 ARGB)

The Tower 300のケースファンとして選んだのは、Thermaltake SWAFAN EX 14 ARGBの3ファンパックです。 SWAFANは、押すだけで簡単に着脱できるファンブレードとな ...

続きを見る

参考TT RGB PLUS Software V3.0 manual(ユーザー操作ガイド)

Thermaltakeのコントローラー経由でつなげたファンやLCDモニターの設定は、TT RGB PLUS Softwareという専用のソフト(Windows10またはWindows11用)でコントロ ...

続きを見る

参考The Tower 300で自作PC

新しいパソコンの構成は次のとおり。 項目 品名(クリックすると組み立て工程などを紹介するページに移動します) PCケース Thermaltake The Tower 300 PCケースオプション(横置 ...

続きを見る

-デジモノ, パソコン