フォグランプ取り付け等でお世話になったa_kobaさんのブログで、オートライト(コンライト)の製作&取付という記事を見つけました。
オートライト(コンライト)とは、文字通りトンネルや夜間など暗い場所になると自動的にライトを点灯させる機能のことです。
日ごろお世話になっているディーラーの担当者さんが「オートライトは便利でオススメですよ!工賃こみで3万円でやります!」と話していたのを覚えていたので、ちょっとオートライトのことが気になっていたんですよね。でも3万円も出してやるものじゃぁないよなぁと思っていたのですが、この記事を参考にDIYでやれば、1万円くらいでできちゃいそうです。
オートライトのキモとなる光センサーは、エーモン工業通販事業部で購入。4,980円です。
5,000円から送料無料になるので、サイドビューテープLEDを一緒に購入しました。サイドビューテープLEDの記事で秘密にしていた「別の商品」は光センサーのことです。
上が、a_kobaさんの記事で紹介されていた配線図を参考に、我が家のヴィッツ用に描き直した配線図です。
今回ヘッドライト、ポジション灯と大容量の電流を扱うため、ちゃんとリレーを組み込む仕様です。しかも、コンパクトリレーを使うことで、パーキングブレーキを引いているときは電源がオフになるオプション付き。
こういう配線図をさっと考えられる人ってすごいですね。
ちなみに、a_kobaさんの記事で紹介されていた配線図は、ヘッドライトがハロゲンの設定ですが、我が家はHIDなので、インストルメントパネルJ/Bへの接続先が少々異なっています。
○HID→ヘッドライトの接続先はイJの3番(書いていませんがイBの17番でも可)。
○ハロゲン→ヘッドライトの接続先はイBの35番。
余談ですが、HIDのための接続先を調べるためにディーラーさんに相談しました。
しかし、インストルメントパネルJ/Bについて詳しい人が営業マンにはいないらしく、相談への回答をかなり渋ったうえに「A13コネクタを探してください」と配線設計図の該当箇所だけのコピーを渡されました。いまだにA13コネクタって見つからないんですけど・・・どこにあるんですか~???
リレーは、エーモン工業の4極リレー(30A)を2個と5極コンパクト・リレー(10A)を1個です。
エーモン工業 4極リレー MAX:30A(品番:1244)
エーモン工業 5極コンパクト・リレー MAX:10A(品番:1586)
a_kobaさんはスイッチに自作の「光度変化イルミネーション・スイッチ」を作成して使用されていますが、私はそのスイッチ作成に必要な「抵抗」を手に入れることができなかったため、リバース連動ハザードユニットのオン・オフスイッチに利用したものと同じエーモン工業のロッカスイッチにて代用することにしました。
上の写真は、パーキングブレーキ付近のスイッチ取り付け場所にある化粧カバーに穴をあけ、スイッチを埋め込んだ後の様子です。
エーモン工業 ロッカスイッチ(品番:1290)
インストルメントパネルJ/B内へのアクセス方法はこれまでに何度もご紹介していますので、配線の様子を含めて割愛しますが、配線の数が多くてどれがどの線なのかを把握するのがとても困難でした。
光センサーユニットのセンサー部分をダッシュボードの左隅に設置するため、フロントガラス横のAピラーを外します。Aピラーの上側は特殊なクリップで固定されているので外す際は注意が必要。
Aピラーを一度も外したことがない場合は、ニッパーで切断する以外に外す方法がないクリップで固定されています。
我が家のヴィッツのように、ナビのアンテナ等を取り付けるために過去にディーラー等でAピラーを外した経験がある場合は、上の写真のように90度回すことでホックが外れるクリップで固定されています。
付属の両面シールを使ってセンサー部分をダッシュボードに固定しました。
・・・ここまで施工しておいて、ついに電源オン!しかし、なぜか日中にも関わらずライトが点灯しっぱなしの状態が続きます。なぜ???
配線を見直していったら、なんと電線とセンサーの端子とをつないでいたハンダが取れていました。黒線のほうはちゃんと収縮チューブを使って絶縁処理までしてあるのに、赤線のほうはハンダもむき出しの状態って・・・これでは簡単に外れてしまいそうです。位置を調整したりしているうちに外れてしまったのでしょう。そんなに無理にひっぱったりとかしていなかったのになぁ。
エーモン工業さんに状況を説明したところ、なんと即日新品が配達されました。
超迅速な対応、素晴らしいですね。私も見習わないと・・・。
その結果、無事に作動しました。薄暗い場所にくるとポジション灯&フォグランプが点灯(フォグランプON時)し、トンネル等に入るとヘッドライトも追加で点灯します。もちろん夜は最初からヘッドライトまでONです。これはとても面白い&感動ですね。
パーキングブレーキを引くことで自動OFFしますので、駐車&アイドリング時には消灯します。あぁ便利。
実は、今回配線の多さから、間違えてアース線を常時電源につないでしまい、車内の他の電装品が誤動作するアクシデントに見舞われる等、これまでのDIYと違って一筋縄ではいかず大変だったことから、完成時の感動も一段と大きいものになりました(笑)。
a_kobaさんには電装品の誤動作の原因を突き止めてもらう等、大変お世話になりました。この場を借りて御礼申しあげます。
<余談>
新品のセンサーに交換したついでに、白色でちょっと見苦しい両面テープを黒色のものに変えてみました。
エーモン工業 強力両面テープ(品番:1713)
また、センサーの配線の赤色もちょっと目立ちそうだったので黒いビニールテープで巻いて見ました。
見栄えが良くなりましたね。
さらに、a_kobaさんの連続オン・オフ誤動作対策を真似して、白いシールをセンサー部分に貼ってみました。
これで安心です。
★5月3日追記★
ある日突然スイッチの青いLEDが点灯しなくなりました。(汗)
オートライト自体はちゃんと動いているので、電気は正常に流れているようです。
スイッチの説明書には「リレーを組み込んだ配線では、逆起電力によりスイッチをOFFにした瞬間にLEDを破損させることがあります。LED保護のために付属のダイオードを配線に組み込んでください」という注意書きがありましたが、無視してました。
逆起電力によるLEDの破損が原因でしょうか・・・。
仕方ないのでスイッチだけ新しいものを購入し、指示どおりダイオードを配線に組み込んでみました(配線図はダイオード組み込み済の状態)。上の写真はダイオードです。
一応新しいスイッチによりLEDの点灯は復活しました。
これで大丈夫かなぁ~。
ヴィッツに光センサーを使ってオートライト(コンライト)をDIYで取り付け
2010年4月27日