5月30日(土)
ドゥブロヴニクの旧市街は城壁で囲まれており、入口は3か所のみ。
上の写真は西の入口である「ピレ門」です。
ピレ門は、数世紀にわたってメインの入口として使われていたのですが、かつては門前に木製の跳ね板があり、日没になると鎖を使って巻き上げられて固く入口を閉ざしていました。
今のようなオープンな感じになったのは1537年だそうです。
ちなみに、門の上に彫られている人物像は、ドゥブロヴニクの守護聖人である聖ヴラホ。316年に殉教した司教で、10世紀ごろから街の守護聖人として親しまれてきたといわれています。
ピレ門以外にも、街のあちこちでこの像を目にすることができます。
ピレ門を入ってすぐの場所に、巨大な噴水?「オノフリオの大噴水」があります。
ナポリのオノフリオ・デッラ・カヴァが1438年に作ったもので、12km離れた源泉から水を引いているとのこと。1667年の大地震で装飾の多くは失われましたが、16面の顔のレリーフは今も健在で、その口から水を流し続けています。
でも、なんだか口から鉄の水道管が出ている光景は変だなと思うのは私だけでしょうか。
思わず写真を拡大してしまいました。
クロアチア・スロベニア風景写真@ドゥブロヴニクの街の様子(その1)
2009年12月12日