サウンドサイエンス社の「サウンドシャキット」とは、ナビ(ヘッドユニット)とスピーカーとの間に割り込ませるだけで、純正ナビ&純正スピーカーでも、想像を絶するほどの良い音、迫力のある音になるという巷でウワサの装置です。
パノラミックライブサウンドシステム搭載の10スピーカー付車であり、特殊な抵抗値のスピーカーもあるため、容易にスピーカー交換のできない我が家のウィッシュとしては、そんな装置があれば是非導入してみたいものです。
でも、ネーミングが怪しすぎる…。(笑)
サウンドサイエンス社の公式HPによると、独自開発したDSPにより、音の解像度を向上させ、音源との距離感を縮め、リアリティ豊かな音質に改善することにより「臨場感」を強調する装置とのこと。
DSPとは、デジタルシグナルプロセッサのことで、カーオーディオの世界では、車内の音響環境を補正し、音響効果を加えることで臨場感や迫力を与える効果を持つ演算装置です。(→出典)
最初は怪しい商品だと思って感心もなかったのですが、ネットでつけた人が皆誉めまくっているので、段々欲しくなってきました。 しかしながら、自分の身近にサウンドシャキットをつけている人を見かけたことがなく、またカー用品店などでも実物を見たことがないので半信半疑。
【サウンドサイエンス社公式HP】
⚪︎最新機種PA504-Z2紹介
⚪︎20系ウィッシュ(パノラミックライブサウンドシステム含む)への対応状況 / その続編
結構バージョンアップを繰り返していて、現行の最新機種PA504-Z2だと定価は6万3000円。
ウィッシュの純正ナビのコネクタとワンタッチで接続可能な専用ハーネス「SS-T106JK」も買おうとすると、プラス4725円に送料。アマゾンや楽天などでは販売されていないので、保証付きの新品を手に入れようと思ったら、サウンドサイエンス社から定価で購入するしか選択肢がありません。
オーディオの世界からみたら安価だとは思いますが、なんとなく音をよくしたいという私みたいな素人には、躊躇するお値段です。 というわけで、オークションを活用し、中古で旧式のサウンドシャキットCS1000-P504Gと、専用ハーネスSS-T106JKを入手しました。
本体には、配線ケーブルの束と、リモコンを接続できるようになっています。
配線ケーブルは、音用のケーブルに加えて、電源をとるためのACC線とアース線も一緒になっています。これを一本一本、ナビとスピーカーとの間に割り込ませるのは、相当大変ですが、我が家のアルパインのナビVIE-X08は、パーフェクトキットのダイレクトカプラー接続ケーブル(車両側の純正ナビ用カプラーに接続するためのケーブル)を使って純正のカプラーに繋げているため、サウンドシャキットも、トヨタ車との接続用のハーネスSS-T106JKを使うことができます。ナビ→ダイレクトカプラー接続ケーブル→サウンドシャキット→純正のカプラー→スピーカー、という流れです。
後、音響効果設定用のロータリースイッチがついており、15種類の設定ができるようです。 このロータリースイッチと、リモコンの使い方は、こちらの有志の方のHPで学びました。
それでは、取り付けしていきます。
それなりにケーブルの長さがあるので、サウンドシャキット本体は助手席の下に設置しようと思います。
まず、ナビの化粧パネルを外し、ナビを引っ張り出します。(一応エンジンルームでバッテリーのマイナスを外してから作業を始めてます。) 次に、配線作業をやり易くするため、グローブボックスと、ナビ下の助手席側の化粧パネルを外します。
そしたら、エーモンの配線ガイドにサウンドシャキットの配線ケーブルを繋げて、ナビの入っていた穴からナビ下側まで配線を通し、サウンドシャキット本体と接続。
本体は助手席下に置きます。ついでに、スイッチも本体に繋げておきます。 最後に、ナビと繋がっているダイレクトカプラー接続ケーブルを純正のカプラーから外し、サウンドシャキットのハーネスSS-T106JKを間に割り込ませて完成。
アースは、助手席ドア付近の発煙筒がついているカバーを外したところにあるアースポイントにつなげました。
正味30分もかからないで出来ました。…でもこの後、配線を纏めたり、綺麗に隠したりするのに結構時間がかかるんですよね…。
とりあえず、ちゃんと動くか、本体のロータリースイッチを初期設定「1」にしてポップスの音楽をかけてみたところ、今まで聞いたことのない音圧のある低音が鳴り始めました!思わずびっくりしてボリュームを下げてしまいましたよ。ネットでは、サブウーファーがなくても大丈夫というコメントがありましたが、確かに設定次第では、なくても十分かもしれません。
本体のロータリースイッチとリモコンを色々いじると、高音、低音のバランスが変わります。
確かに、この機械は凄いですね。スイッチを切ると、音を素通し状態(つまり、取り付け前の状態)で聞くことができます。ぼやぼやした厚みのない軽い感じの音が、スイッチを入れた瞬間にクリアで重みのある迫力ある音に変わりました。
ウィッシュのパノラミックライブサウンドシステムを設計された方には、大変申し訳ないのですが、個人的にはもう純正には戻れないなと思いました。