ミニノートパソコン(ネットブック)プチカスタマイズ奮闘記(その1)今、UMPCは買い時か?

ミニノートパソコン(ネットブック)プチカスタマイズ奮闘記(その1)今、UMPCは買い時か?

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BIGLOBEの高速モバイル通信を契約し、ノートパソコンを外に持ち出せるようになったのはよいのですが、私のノートパソコンは本体だけで3kgと結構重たい・・・。
せっかく通信料を支払っているので、毎日でもパソコンを外に持っていきたいのですが、これだけ重たいと、相当な理由がない限り外に持ち出そうという気力は沸きません。
そうすると、最近話題になっている平均重量約1kgのミニノートパソコンが気になってきます。
ミニノートパソコンは、UMPC(ウルトラモバイルパソコン)、ネットブック(※パソコンの頭脳ともいうべきCPUに、インテル社の「Atom」を搭載した製品をネットブックと呼んでいるようです。)といった呼び名で呼ばれていますが、最近特に話題になっているのは、平均価格5万円の低価格パソコン。イー・モバイルの2年契約と合わせれば100円で買える機種も登場しています。
これまで、通常のノートパソコンよりもさらに小型軽量化させたノートパソコンは割高な印象でしたが、その常識を破ることができた理由は、「必要最低限」という割り切りのよさ。
いろんなことが出来るのがパソコンの最もすばらしいところですが、ネットサーフィンプラスα程度できればいいやというレベルまで機能を制限することで、この価格を実現しています。
今回、私は「軽くて、なおかついつでも外に持ち出したいという魅力があればいいや」と思っているので、スペックによっては、低価格のミニノートパソコン(以後、UMPCと呼ぶことにします)でも十分事足りることでしょう。
・・・というわけで、どの程度のスペックのUMPCが市場に出回っているのか、早速調べてみました。
売れ筋の機種は、低価格UMPCを世の中に出し、100円パソコンを実現させた台湾のメーカー、ASUSのEeePCシリーズや、傘下にAOpen、BenQといった企業を持つ、同じく台湾のメーカー、ACERのASPIRE ONE。その他、Windows Vistaを搭載したUMPCを出すヒューレット・パッカードや、通販PCの大手、デル・コンピュータなどが店頭では人気のようです。
日本メーカーは遅ればせながら最近になってUMPCに参入してきたため、まだまだ人気は低め。これからというところでしょうか。
各PCの頭脳であるCPUには、大半がインテル社のAtom N270を搭載。
OSも、Windows Vistaではなく、軽くて動作が安定している一世代前のWindows XPが搭載されているものがほとんどです。
記憶装置は、SSD(ソリッドステートドライブ。半導体を使用した記憶装置で、通常のパソコンに搭載されているハードディスクのようにディスクを持たないことから、データの読み書きが高速、消費電力が少ない、耐衝撃性が高いという特徴があるが、高価。)を搭載しているものと、ハードディスクを搭載しているものに二分されている様子。
メモリは、512MB~1GBを搭載しているモデルが大半。Atomの認識できるメモリの最大値が2GBということも影響しているかもしれません。
画面サイズは、7インチ~10.2インチといった感じ。
駆動時間は、バッテリーだけで2時間~5時間といったところ。
そして、肝心の重さはどれも1kg前後。ACアダプターを一緒に持ち運ぶ場合は、その重さも考慮しないといけなさそうです。
今、市場に出ているUMPCのスペックはこんな感じでしょうか。
実際に、家電ショップの売り場で見てみると、その小ささがよく分かります。
今、買いどきなのか?ということですが・・・。
2009年、今後のUMPCで進化する箇所を考えてみると、
1.SSDの大容量化
現在、8GB~16GBが主流ですが、巷で発売されている単体のSSDに50GBクラスのものが登場しているので、そのくらいまでは容量が伸びそう。
2.画面の大画面化
現在、7インチ~10.2インチが主流ですが、12インチクラスのものも登場し始めています。あまり大きくなると、サイズも大きくなるので、UMPCと呼べなくなりそうな気もしますが・・・。
3.CPUの高機能化
Atom N270が現在主流ですが、これを2個搭載したデュアルCPUとか、そもそものCPUの高機能化が図られるとか。
4.OSのバージョンアップ
Windows Vistaの次のOSとして、Windows7が現在開発中ですが、どうもVistaよりも軽快なOSらしいので、非力といわれるUMPCにも搭載されることでしょう。
まぁ、この程度でしょうか。
パソコンは、いつの間にか色々と保存するデータが増えるのが常なので、SSDの大容量化は気になるところですが、後はあまり気にならないかな。
もともと持ち運びしやすいところがUMPCのウリなので、画面サイズの拡大にあわせて、本体のサイズまで大きくなってしまってはあまり意味がありません。
CPUも、小さい画面ではそんなに色々と頭脳を使うようなこと(フォトショップで画像加工する等)はやる気が起きない(やりずらい)ので、起動~ネット接続程度までがサクサク動けば十分といえば十分。
OSは、Windows7が登場することによるWindowsXPおよびXPで動くソフトのサポート終了が気になりますが、まぁ使い倒して次のPCが欲しくなるころまでは大丈夫でしょう。
・・・というわけで、買い時は、欲しいとき、つまり今!というのが正解(笑)。
さ~て、どの機種がいいかな~・・・。
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